ギフトとして人気の胡蝶蘭を楽しむ

事務所の開設やお店の新装オープン、それに音楽会の楽屋などにお祝いとして贈られる花の代表に胡蝶蘭があります。
この花はもともと東南アジアはじめ熱帯原産で、学術名はファレノプシスと言います。ファレノプシスはギリシア語で、蛾を意味する言葉です。花の形に由来した名前ですが、日本の名前では蝶がついています。
ギフトによく使われるお祝いの花ですが、この花には花言葉がいろいろあります。「幸福が飛んでくる」は共通ですが、花の色によって花言葉が違います。白い花は「清純」、ピンク色の花は「あなたを愛しています」の花言葉です。この花言葉からすると、お祝い全般はもちろん結婚式やプロポーズにも喜ばれる花であることがわかります。特に白は清楚な花嫁のイメージにぴったりです。
また花の生命力がとても強く60日以上もきれいな花を楽しむことができますし、鉢植えですから事業がその地に「根付く」の意味をこめて開店・開業のお祝いに贈るのも喜ばれることでしょう。こうしたことを社会人のマナーとして覚えておくと、お祝いごとの時にきっと役立ちます。
さて胡蝶蘭の管理方法ですが、適切な管理をすることで来年もその次の年もきれいな花を咲かせることができます。もともとの原産がインドネシアやフィリピンといった高温多湿の環境であり、乾季の後の雨季に水を吸って開花するというサイクルが基本なので日本で育てる時にもこの環境に近くすることをポイントにします。日本の夏は高温多湿ですから、5月頃から10月頃までが育てるのに適した季節です。
この花にとっては高温多湿のこのシーズンが生育期にあたりますので、屋外に出して日光は半分ほど遮光、肥料も必要な時期です。直射日光を半分ほどにするのは葉やけするのを防ぐためです。また水のやりすぎは根腐れの原因になりますので、10日に一度を目安にしながら鉢の状態をよくチェックして水やりします。
そして秋になって気温が下がりだしたら、気温15度を目安に室内に移動させます。室内でも20度くらいを保つと越冬も無事にできますし、翌年また花を咲かせてくれます。室内で管理する間は休眠期ですので肥料は必要ありません。熱帯の花なので、真冬の寒さと乾燥対策が冬の管理の一番のポイントです。
成長には時間がかかりますが、丁寧に株分けをしていくと鉢の数も増えますし管理が適切なら何十年という単位で花を楽しむことも可能です。毎年豪華な花を見る度にお祝いとして頂いた時のことを思い出すのも感慨深いものです。